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▼【OPGΦ39/60/75/100】

Q&A:【OPGΦ39/60/75/100】

Q:グリセリン圧力計の目盛板のゼロゾーンについて詳しく教えて欲しい。

A:

圧力計は、連結部に生じる摩擦抵抗等によって、無加圧時の指針は常に一定の位置に復帰するとは限りません。
これは圧力計の構造上不可避であり、その許容値は JIS B 7505-1:ブルドン管圧力計 にも記述されています。
『1.6 級』(精度±1.6%)の圧力計の場合、ゼロ点付近(フルスケールの 10%の範囲)ではフルスケール圧力の『±2.4%』の誤差が許容されています。
※例)1.6 級で 25MPa の圧力計の場合、0~2.5MPa の間では、実際の圧力の±0.63MPa(25MPa×2.4%=0.63MP)の間に指針があれば正常品とみなされます。

目盛にゼロゾーンを設けずに均等な目盛とした場合、正常品であっても指針は上記の範囲内でゼロ以外を指している事があり得ます。
このような状態はユーザー様から見ると、不具合とみなされてしまう可能性があります。
このような誤解を避けるために、各圧力計メーカーは下記のような方法で対処しています。

① ゼロ点で許容される誤差範囲の幅をゼロゾーンとして設け、指針の位置が許容値の範囲内でばらついても『ゼロ』と読み取れるようにする。
② プラス側の許容値上限に『針止め』のピンを設け、その位置で指針を強制的に止めて、無加圧時には常に指針と針止めが当たるようにする。

②の方法は、無加圧時及び圧力がゼロに戻る際に指針と針止めが衝突することで指針に外力が作用します。
グリセリン圧力計は脈動や振動の影響や、加減圧速度の速いような過酷な環境下でご使用されることが多いことから、
弊社は針止めと指針の衝突による影響を避けるため、①のゼロゾーンを採用しています。

尚、無加圧時に、グリセリン圧力計の指針がゼロゾーンの枠内に収まっていれば、中心からズレていても「ゼロ」と読み取ります。
(ゼロゾーンの枠外でなければゼロです。極端に言えば枠の線の上でも指針の中心が収まっていればゼロと読み取ります)

※無加圧時にゼロゾーンから外れている場合は、精度不良を起こしている可能性がありますので、新品への交換等をご検討ください。
※低圧レンジ(1MPa以下)で安全弁を閉じている(大気開放していない)場合、グリセリンの温度膨張により内圧が高まると指針が低めに指す場合がございます。
 この場合は内圧を大気解放することで指針がゼロゾーン内に復帰します。

グリセリン圧力計 ゼロゾーン 内外 判定例

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